医療保険と介護保険

A病院で説明を受けるなかで、「入院できるのは60日と決まっているんです。これはここの病院が決めたことじゃなくて、国が決めたことなんです。でも、うちの病院は3階が介護医療院になっています」という説明があった。

”病院は二ヶ月で追い出される”というのは、このカラクリがあるようだ。

介護医療院は医療が必要な患者(高齢者)が入院できる病院らしい。

介護医療院とは | 介護医療院公式サイト

介護認定がA病院で受けられるのは、介護医療院を併設しているからだろう。

主治医が病名や今後の方針などを説明したあと、「あとは看護師さんと相談して」と言われたので(あとは自分はノータッチのような冷たい表現にも聞こえたが)、介護保険のことを聞くと、入院してすぐには認定調査員は来ないらしい。そして、介護認定が降りるには、調査員の聞き取り後、一ヶ月はかかるとのこと。

夫曰く「なんやかんやで、介護認定が降りるのは二ヶ月近くかかるってことだ。要するに、医療保険で入院できる60日が過ぎないと、介護認定はされない。60日の間に家で介護したくても、介護サービスは受けられないってことだ。全然、高齢者に寄り添ってないな」と怒り心頭だった。

国立病院を退院しての一週間...たったの一週間だったが、父も私も夫も、その大変さは骨身に沁みてわかった。家族以外の手を借りなければ、とてもじゃないが、母の介護は無理だ。

なぜ、介護認定にこれほどの時間がかかるのか、夫が言う理由以外にあるのなら、どうか教えてほしい。